DropboxやOneDriveなどクラウド上にデータを保存するサービスが多くなりました。
レンタルサーバを持っていてディスク容量があまっている場合、ownCloudというソフトウェアを使うことで自分専用のクラウドを作成することができます。
ユーザを自由に追加できたり、データを共有したりもできます。クライアントアプリも用意されています。
現時点でのバージョンは、8.2.2です。マニュアルにもありますが、PHPは5.4以上の環境が必要です。
今回は、ロリポップ!レンタルサーバのスタンダードプランにセットアップします。
手順は以下のとおりです。
- ownCloudのダウンロードページから、「Download ownCloud Server」 の “Download”リンクをクリックします。
- ポップアップ画面の”.zip”リンクをクリックして、ダウンロードします。”owncloud-8.2.2.zip”を保存します。
- レンタルサーバ上にデータベースをowncloud用に生成します。その際、ホスト名、データベース名、ユーザ名、パスワードはメモしておきます。
- ダウンロードしたzipファイルを解凍し、”ownCloud”ディレクトリを丸ごとレンタルサーバーの仮想ディレクトリにアップします。共用SSLでの通信を行うために、httpsでアップしたフォルダへアクセスします。
今回の例の場合、
https://(ドメイン名)/owncloud
になります。アクセスすると以下の画面が表示されます。
- 管理者用アカウントの登録を行います。ユーザ名、パスワードを設定します。
また、ストレージをMySQLに変更し、ユーザ名、パスワード、データベース名、ホスト名を入力します。最後に、「セットアップを完了します」をクリックします。
- 設定した入力項目に問題なければ、以下のように表示され、セットアップが完了です。デスクトップアプリ、Androidアプリ、iOSアプリとクライアントアプリが充実しています。
ポップアップを閉じると、最初の画面が表示されます。
デフォルトで保存されている画像をサムネイル表示したところ。
アップロードもさくさく動きますし、表示もストレスを感じません。
クライアントアプリも充実していますので、自分専用のクラウドがつくれて便利ですね。
レンタルサーバを契約していてディスク容量をもてあましている方はぜひお試しください。